どうも、かずくんです。
AI時代の社会構造を
「現象 → 構造 → 立ち位置」
という視点で観測しています。
つまり、AIが生まれてからの
「売上構造」「収入構造」
を観測しています。
本日のテーマは
『なぜSNSでは「専門家よりインフルエンサー」が強いのか?信用構造を観測』
ではお読みください。
SNSを観測していると、
ある現象に気づくことがある。
それは、
専門家の意見よりも
インフルエンサーの発言の方が
広がることがある
という現象である。
例えば、
ある社会問題について専門家が解説する。
長い時間をかけて研究し、
知識を積み重ねてきた人の言葉である。
しかしその投稿は、
必ずしも大きく広がるとは限らない。
一方で、
同じテーマについて
インフルエンサーが意見を述べると、
その言葉は一気に広がることがある。
この違いは、
単純に情報の正しさだけでは説明できない。
むしろSNSでは、
誰が言っているのか
どんな関係の中で言っているのか
といった要素が
大きな影響を持っている。
つまりSNSの情報の広がり方は、
専門性だけではなく、
信用構造
によって決まっている可能性がある。
ここではこの現象を、
SNS社会の中で起きている
信用構造の変化
として観測してみたい。
専門家は「知識の信用」を持っている
専門家という存在は、
長い時間をかけて知識を積み上げている。
研究。
実務経験。
専門的な訓練。
こうした積み重ねによって、
専門家は特定の分野について深い理解を持つ。
そのため社会では、
専門家の言葉は重要な意味を持つ。
医学。
法律。
経済。
こうした分野では、
専門家の知識が社会の判断を支えている。
つまり専門家が持っている信用は、
知識の信用
である。
この信用は、
長い時間の中で作られる。
しかしSNSでは、
この知識の信用だけでは
言葉が広がらないこともある。
インフルエンサーは「関係の信用」を持っている
SNSで影響力を持つ人の多くは、
フォロワーとの関係を長く築いている。
日常の投稿。
考え方の共有。
継続的な発信。
こうした積み重ねによって、
フォロワーとの関係が作られる。
この関係の中では、
フォロワーはその人の言葉を信頼する。
つまりインフルエンサーが持っているのは、
関係の信用
である。
この信用は、
知識の信用とは少し性質が違う。
それは、
知識よりも
人そのもの
に対する信頼である。
この構造によって、
インフルエンサーの言葉は
フォロワーに強く届く。
SNSでは「誰の言葉か」が重要になる
SNSでは、
情報の量が非常に多い。
毎日多くの投稿が流れ、
人はすべてを確認することができない。
そのため人は、
信頼している人
よく見ている人
共感している人
の言葉を優先して読むようになる。
つまりSNSでは、
情報の内容よりも
発信者
が重要になる。
この構造では、
専門家の正しい情報よりも
信頼している人の言葉
の方が広がることもある。
これは専門家の価値が
低くなったというよりも、
SNSの情報構造が
変わったことを意味している。
SNSは「信用の種類」を変えた
SNS以前の社会では、
専門性が大きな信用を持っていた。
資格。
肩書き。
研究実績。
こうした要素は、
人の信用を示す重要な指標だった。
しかしSNSでは、
別の種類の信用が生まれている。
それが
関係の信用
共感の信用
継続の信用
である。
つまりSNS社会では、
知識の信用
関係の信用
という二つの信用が存在している。
そしてSNSでは、
関係の信用が強く働くこともある。
この変化によって、
専門家とインフルエンサーの影響力の関係も
変わり始めているのかもしれない。
専門性が高い情報ほど広がりにくいこともある
専門家の情報は、基本的に慎重に作られている。
研究の結果を確認する。
複数のデータを比較する。
断定を避けて説明する。
こうした姿勢は、専門家として非常に重要なものである。
しかしSNSの構造では、こうした情報が必ずしも広がりやすいとは限らない。
専門的な説明は長くなることが多く、
前提条件や例外も多く含まれる。
その結果、内容は正確でも、
理解するためには時間が必要になる。
一方でSNSでは、短く分かりやすい言葉が広がりやすい。
強い結論。
シンプルな主張。
印象に残る言葉。
こうした要素は、人の注意を引きやすい。
つまりSNSでは、
正確な情報
↓
短く分かりやすい情報
という関係が、必ずしも一致しない。
そのため専門性の高い情報ほど、
広がりにくく見えることもある。
共感は情報の拡散を強くする
SNSでは、人が共感する情報が広がりやすい。
「それは分かる」
「自分もそう思う」
「まさにその通り」
こうした反応が増えると、投稿は多くの人に共有される。
この現象は、情報の正しさとは別の次元で起きている。
つまりSNSでは、
正しい情報
よりも
共感される情報
が広がることがある。
インフルエンサーが強い理由の一つもここにある。
長い時間をかけてフォロワーと関係を築いているため、
言葉に共感が生まれやすい。
その結果、投稿は多くの人に共有される。
つまりSNSでは、
情報
だけでなく
共感
が拡散の重要な要素になっている。
アルゴリズムは「反応が多い投稿」を広げる
SNSの情報の流れには、アルゴリズムが関わっている。
アルゴリズムは、多くのユーザーが興味を持つ投稿を優先して表示する。
具体的には、
いいね
コメント
リポスト
といった反応が多い投稿ほど、
さらに多くの人の画面に表示される。
この仕組みは、ユーザーが関心を持つ情報を見つけやすくするために作られている。
しかしこの構造の中では、
ある種類の投稿が広がりやすくなる。
それは、
強い意見
分かりやすい主張
感情を刺激する言葉
である。
つまりSNSでは、
反応
↓
拡散
↓
さらに反応
という循環が生まれる。
この構造があるため、
専門家の慎重な説明よりも、
強い主張の方が広がることもある。
SNSは「信用の種類」を変えた
SNS以前の社会では、
信用は主に専門性によって作られていた。
資格。
学歴。
研究実績。
こうした要素が、
人の信頼を示す指標として使われていた。
しかしSNSでは、
別の形の信用も重要になっている。
それが
関係の信用
共感の信用
継続の信用
である。
つまりSNS社会では、
知識による信用
関係による信用
という二つの信用が存在している。
そしてSNSでは、
関係による信用が強く働くこともある。
この変化によって、
専門家とインフルエンサーの影響力の差が
生まれているのかもしれない。
最後に
SNSでは、
誰でも発言することができる。
しかし言葉の広がり方は、
単純ではない。
専門家は
知識の信用を持っている。
インフルエンサーは
関係の信用を持っている。
そしてSNSでは、
関係の信用が強く働くことがある。
つまりSNS社会では、
何を言うかだけでなく
誰が言うか
が重要になる。
SNSとは、
情報の場所であると同時に、
信用の構造が見える場所
でもあるのかもしれない。
こういう構造の話は、
一人で考えるより外から見た方が早いこともあります。

