はじめに
フィリピンは、
「人が明るい」「英語が通じる」「助け合いがある」
と語られることが多い国です。
実際、
人そのものの強さは、
この国の最大の資産です。
それでも一方で、
「何かが積み上がっていく感覚を持ちにくい」
という声も根強い。
この記事では、
フィリピンがなぜ“人は強い”のに、
なぜ“構造が弱い”ままなのかを、
前提条件から観測します。
1. 人の適応力が非常に高い
フィリピンでは、
-
英語対応
-
海外就労
-
多文化適応
が、日常として成立しています。
環境が変わっても、
人はすぐに馴染む。
この個人の柔軟さは、
他国と比べても際立っています。
2. 構造は「人」に依存している
一方で、
-
行政
-
制度
-
企業
は、
人に依存して動く場面が多い。
仕組みより、
その場の人間関係が優先される。
結果として、
安定した再現性は生まれにくい。
3. 信用は個人に積もるが、残らない
フィリピンでは、
-
人柄
-
対応
-
その場の信頼
で信用が生まれます。
しかしその信用は、
時間や場所を越えて保持されにくい。
人が変われば、
関係も評価も自然に切り替わる。
4. 立ち位置は“関係性次第”で変わる
立ち位置は、
-
実績
-
制度
-
履歴
よりも、
-
今の関係
-
今の距離感
で決まりやすい。
そのため、
固定点を持ちにくい。
5. なぜ構造が弱いままなのか
まとめると、フィリピンでは、
-
人が優秀
-
仕組みが薄い
-
信用が一時的
という前提条件が重なっています。
人が回すことで成立するが、
構造としては積み上がらない。
結び
フィリピンは、
-
人は非常に強い
-
適応力が高い
-
だが構造は弱い
国です。
能力があるかどうかではなく、
その能力がどこに残るのか。
フィリピンは、
その問いを分かりやすく示す国です。