MLMはなぜ、稼げず・嫌われ・業務停止に向かいやすいのか(特に日本)

売れない行動を止め、
前提条件と立ち位置を修正し、
売上を取り直すための設計書。

はじめに

MLM(マルチレベルマーケティング)は、合法な仕組みとして始まることが多く、実際に収入を得ている人がいるのも事実です。
それでも現実として、

  • 稼げない人が圧倒的に多い

  • 人間関係が壊れやすい

  • 最終的に業務停止・撤退に向かうケースが多い

この3点が、繰り返し起きています。
理由は個人の能力や努力ではなく、構造にあります。


1. 稼げない理由|判断が先に売られている

MLMで最初に渡されるのは、商品よりも先に、

  • 成功事例

  • 上位者の判断

  • 「信じればうまくいく」という前提

です。

これはつまり、
自分で判断しなくていいという状態を売っている

稼ぐために最も重要な「撤退・修正・切り替え」の判断が、最初から外に出てしまいます。
この時点で、多くの人は構造的に不利な立ち位置に置かれます。


2. 嫌われる理由|信用を消費する動線

MLMは、勧誘の多くが「近い人間関係」から始まります。

  • 友人

  • 家族

  • 知人

  • 元同僚

稼げない → 焦る → 勧める → 断られる
この流れが起きると、残るのはお金ではなく気まずさです。

本人に悪意がなくても、
信用が「商品説明のために使われる」構造そのものが、人間関係を摩耗させます。

結果として、
「稼げない」だけでなく「嫌われる」が同時に起きます。

3. 業務停止に向かいやすい理由|日本特有の条件

特に日本では、次の条件が重なります。

  • 勧誘行為に対する規制が厳しい

  • 消費者保護の視点が強い

  • 「信用」を重視する文化

MLMは拡大するほど、

  • 誇張表現

  • 不適切な勧誘

  • 実態と異なる説明

が発生しやすく、
結果として行政指導や業務停止に向かいます。

これは「一部の人が悪い」からではなく、
拡大前提の構造が、日本の社会条件と相性が悪いためです。

4. 稼いでいる人は、MLMそのもので稼いでいない

皮肉ですが、多くの場合、

MLMで稼いでいる人は

  • セミナー

  • 教育

  • 勧誘ノウハウ

  • 組織運営

つまり、
MLMという場を使って別の収益を得ている

商品そのものではありません。
ここにも、構造的な歪みがあります。

結論

MLMが

  • 稼げず

  • 嫌われ

  • 業務停止に向かいやすい

のは、能力や努力の問題ではありません。

信用を先に消費し、
判断を外に出させる構造

これが根本原因です。

お金を失う以上に、
信用を失う可能性が高い

それが、MLMの最大のリスクです。